こんにちは。スタッフ藁谷です。
最近すっかりと秋めいてきましたね。
湿度のないカラッと陽気。
一年の中でも一番好きな季節かもしれません。
さて、ここで私の前職について少しお話をしたいと思います。
物心付いた頃から美術や服に興味を持ち、中学、高校共に
美術専攻クラスのある学校に進学。高校を卒業してからは、
洋服のデザインを仕事にしたい!という明確な夢をカタチにするべく、
服飾の専門学校に通い、そこではデザインからパターン、素材まで、
服に関わる全てのことを学びました。
その後にアパレルのデザイナーとして奮闘。
(デザイナーという響きはこそばゆく苦手です...)
当時は今の時代の用にファストファッションが訪れる前で、
アパレル業界自体もまだ少し潤いがあったこともあり、
おそらく今よりはデザイナーの好きなものを自由に作れる風土の中、
売れ筋になるもの、これはブランドのエッセンスとして少量でも絶対に作りたいもの。
(ここでショップスタッフ、営業さんとだいたい揉め合いになる。)
相互のバランスを常に考えながら、色々なことから刺激、影響を受け、
デザインに落とし込む。という作業を毎日していました。
洋服は、半年先の仕事を落とし込んでいくので、一体今が何の季節かが
わからなくなることもしばしば…一年があっという間でした。
前職で色々学んだことは、「売れないとデザイナーとして認められない」
お客様に喜んで頂ける商品作りをし、対価を得て次のシーズンの商品を始めて作ることが出来る。
デザイナーというクリエイティブな部分と、マーケティングを周知しながらのもの作り。
後にここで養ったバランス感覚は、今の暮らし、仕事、人との関わり方に多大な影響を
もたらしていると言えます。
そんな私が色々なご縁でペイントの仕事に関わることになりました。
ペイントと服作り、実は似ている部分があるのです。
ということで、「ペイントと服作り」と題して、新連載スタート!
次回となる第一回目はペイントとニットの関係についてお話しさせて頂きたいと思います。
では次回の更新をお楽しみに〜。
洋服のイメージ作りは素材収集から。
この最初の大きな枠組作りがとても大事な作業なのです。