2017年9月

こんにちは!

PORTER'S PAINTS JAPANの渡辺です。

最近めっきり涼しくなりましたね。

みなさま体調など崩されていませんでしょうか。

相変わらず元気な私は先日スタッフの中込と共にてぬぐいの専門店『にじゆら』さんの染色ワークショップにお邪魔してきました。

色を扱う仕事をしている身としてとても貴重な体験となりましたので、少し長くなりますが皆さまにもお話しさせてくださいね。

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にじゆらさんの手ぬぐいは『注染』という漢字の通り『注いで、染める』伝統技法を用いて作られています。

どのような工程で作られているか、それは説明を聞くととても手の込んだ、経験がものをいうようなとても手間のかかった作り方をしています。

まずはよろしければにじゆらさんのHPをご覧になってみてくださいね。

今回のワークショップでは染める前の準備段階と、染料を注ぐ工程を体験させていただきました。

まずはカラーリングデザインから。

配色や発色をイメージしながら色鉛筆で色を塗っていきます。

シンプルな色合いにしよう、テーマを決めたにも関わらず、あんな色もいいね、この組み合わせもいいね、とどんどん欲が出てしまい結局カラフルなデザインになりました。

そういえばポーターズペイントのお客様もたくさんある色の中から選ぶのは、大変そうだけど楽しそうだな~とお仕事と重ねてみたりもしました。

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デザインができたらまずは染める箇所にふ糊という糊で土手を作っていきます。

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ちょっと面白い光景ですが、これも綺麗に染めるための大切な作業です。

なかなか難しい!

そして次についに『注染』の工程です。

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土手から出ないようにデザインを元に染料を注いでいきます。

そーっと、そーっと。

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初めてにしては、上出来?(笑)

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土手を取るとこんな感じに!

充実感の笑顔です!

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この茶色っぽい色は糊がついているためで、後日工房で洗い流す作業をして完了です!

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じゃーん!

仕上がりはこんな感じ。

色に欲張りなふたりのカラフル手ぬぐいが完成しました(笑)

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とても貴重な経験をさせていただいた上に、自分で作った手ぬぐいを持って帰ることができるというのはかなりの満足感がありました。

手しごとを体験することで、昔から大切にしてきた職人さんの誇れる技術の偉大さや、様々な染め方はその地域や文化によってその土地に根づいてきたという歴史を感じることもできます。

なにより、自分で作った手ぬぐいは、とても愛着がわき、大切に使いたいな~とより強く思います。

”色×手しごと”

提供しているものは違えど、PORTER'S PAINTSと共通している部分が多いにあります。

私たちもお客様にセルフペイントでご自宅に色をご自身の手で添えていただき、より愛着のある空間に育てていっていただきたい。

そういった想いがあります。

そのためにペイントはすべて手作り。素材も自然素材。

よりみなさまの生活に馴染むように、より豊かな暮らしになるように。

これからも手しごとを大切に、みなさまに寄り添ったペイントと空間を提供していきます。

今回のにじゆらさんのワークショップは、にっぽんてならい堂さんよりお申込みいただけます。

ポーターズペイントのワークショップもこちらから随時募集しております。

ぜひお越しくださいませ!

それでは今日はこの辺で失礼致します。

PORTER'S PAINTSが日本にやってきて15年。

私が入社して10年。

入社半年後携わったパン屋さん(=TENDRESSE)10年。

この度10年経過したTENDRESSEさんの壁の補修にお声がけいただいた。

当たり前と言えば当たり前。しかしとっても感慨深い。

PORTER'S PAINTSは、

日本に愛着ある空間を増やしたいという想いで取り扱いを始め、日々行動している。

壁にどれだけの人が愛着をもっているのか、

殆どの人は壁に対して愛着をもっていないだろう。

しかし10年間有楽町という激動の土地で営業されているお店であり、少なからずTENDRESSEの「場」を求めている人はいて、直接的ではないにしろそういう「場」に関われたことは素直に嬉しい。

補修工事をするかどうかはまだ決定していないが、この先10年どのように経年していくのか楽しみなお店ができた。

忙しなさの中にほっと一息つける落ち着いた佇まい。

お近くに行かれたさいは是非。

 □店 名 : サンジェルマン タンドレス

 □住 所 : 千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシアB1F

 □デザイン: BRANCA DESIGN.

 □仕 様 : STONE PAINT FINE

 □ 色  : GUSTO.FIRED EARTHオリジナル色(=オレンジ)/GOLDEN OCHRE.PALEオリジナル色(=イエロー)

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皆様、お久しぶりです。

一週間オランダに帰国して日本に戻ってきたエミです。

 

両親の引越し編の最終章で新居のお待ちかねのBEFORE・AFTER写真を共有します。

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肌触りが寒いタイルの代わりにフローリング。家の中に基本靴をはかない私にはうれしい。

壁と天井にスタッコ。

フローリングの木の色以外、元の実家とあまり変わらない印象になりました。

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私は嫌いじゃないカントリー感のあったキッチンを取り出して、お父さんと協力して親戚がお母さんの好きな赤色のモダン系の新しいキッチンをつけてくれました。

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一番の驚きは、これです。かなり古かったバスルームを壊してホテルでありそうなスタイリッシュな空間に。屋根に窓が開いているため照明の必要がなくて、夜は鏡横の弱めな照明だけをつけて落ち着きます。

トイレはなんと、オランダであまり見ない、ドイツのメーカーのシャワートイレ。私のお兄さんが取り入れてくれました。

 

こうしたリノベーションは周りの人にお願いすることによって、コストをかなりさげることができますし、正に自分たちの手で作った家に住めることができます。前の「祖父母の内」の感じが強かったこの家と、今の私の両親っぽくなったこの家、両方魅力があります。

 

自分の家に今まで手をだしたことがない方々も、まずは是非セルフペイントからやってみてください。私たちポーターズペイントはスタートからフィニッシュまでサポートします。

ポーターズペイントに出会ったのは11年前。

古い外車の部品を輸入する会社からここに移ってきました。

ペイントのぺの字も知らなかったのですが、

「ペイントをすることが家に愛着を持つことにつながる」という考え方が、

古い車を修理し維持し、車に愛着をもつという既に体験していた感覚と

シンクロしその考え方を方々に広めてきました。

そして今は12歳の自分の息子も、小さなころにペイントに触れ、

身近に色を感じ、美術という道に進みつつあります。

体験を通じて感覚や考え方が自然と次の代に伝わるいうパターンですが、

この感覚や考え方を彼の若い仲間たちにも伝えていってもらえればと思います。

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