2017年11月

皆様

こんにちは。中山です。

色の効果や施工事例をいつもUPしていますが、

本日は視点を変えて、「工事現場の中ってどうなってるの?」ということを書いていきたいと思います。

まず工事現場の種類もいくつかあり、道路沿いに仮設の囲いがされている場合は、

外構(外まわり)の工事が行われている時です。

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囲いの中では、LGS(壁の骨組み)や足場などがむき出しの状態になっているため、

一般の方が立ち入るとケガをする恐れがあることから壁が建てられています。

この段階では、まだ内装工事のいわゆる仕上げ(壁紙貼り・塗装)などは行えない為

我々ポーターズペイントもあまり立ち入ることはありません。

後に大工さんや左官屋さんが頑張ってくれると次のような状態になってきます。

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壁や天井の基礎になるボードが貼り付けられ、何もなかった空間に壁や仕切りやドアなどが設置されていきます。

この状態から仕上げ工事が始まっていきます。

工事現場と言ったら「騒音がうるさい、汚い」などのイメージを持たれている方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、この段階になると整理整頓も常に意識された現場であれば、音もほとんど気にならない綺麗な状態になっていきます。

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仕上げ工事が完了する頃には、ほとんど完成型の状態になります。

照明器具や床の養生を剥がして、クリーニングをすればお引渡し。

物件の条件(新築、建て替え、リノベーション、表層替え)にもよりますが、

一概に工事現場といっても内部の状況は様々なんです。

今回は、なかなか見れない内側のお話をさせて頂きましたが、

内部を見なくても良い工務店さんか悪い工務店さんか見分けるちょっとしたコツがあります。

工事現場の近くを通った際は、現場の廻りを見てみて下さい。

近隣住民や関わる人が不快な思いをしないよう管理・心使いができているゼネコン・工務店さん

の現場廻りは、とても綺麗でスマートな状態です。

建設会社を決める際迷ったとしたら、それを決め手にしても損はしない視点になるかと思います。

それでは。

今日は雲が多かったので雲の白について。

光というのは全ての波長の光を集めると私たちの目には白く見えます。

日中空が青く見えるのは太陽との距離が短く、青の短波長が空気中の空気分子や微細な塵粒子(=粉塵)にあたってたくさん散乱するので青く見えます。(逆を言うと赤の波長は日中は空気分子や微細な塵粒子をすり抜け率高です。)

雲が白に見えるのはその仕組みと基本的には同じです。

何が違うのか?

光を散乱させる粒の大きさが違うのです。


雲に含まれる水滴や氷の結晶は、空を青くする微小な粒子よりも大きく、七色全て等分に散乱します。そのため雲が白く見えます。


ただし、雲が水分を含み、かなり厚くなっている場合や、ほかの雲の陰に隠れている場合は、日光の透過量がさほど多くならず、雲は黒っぽくなります。

子供に聞かれたら是非小ネタとして使えそうな方は是非。

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技術の進化

ある現場でFRENCH WASHを施工させていただきました。

この仕上げは特殊な施工方法なので、どの職人さんも上手く

できる仕上げではありません。

今回施工に入ってくれた施工班はその難しい仕上げをベース

となる仕上げ方法と共に、独自の進化をして高いレベルの

仕上げをしてくれています。

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春木屋理論という言葉があります。

荻窪にある春木屋というラーメン屋さんはお客さんから

『昔から変わらず美味しい』

と言ってもらうためにはお客さんにわからないように少しずつ

味を変え、進化し続けるそうです。

彼らを見てそんなことを思い出しました。

ポーターズペイントの特徴の一つは、色に名前が付いていることです。

その名前は想像を活かしながら色の由来について少し教えてくれるかもしれません。

「GREEN TEA (緑茶)」や「AUBERGINE (なす)」はすぐ浮かんできますが、

コンセプトを表現する比喩的な色もいっぱいあります。

例えば、「RAINCLOUD (雨雲)」はどういう色でしょうか?「DRAGON'S EYE (竜の目)」は?

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この写真は古代エジプトの女神をイメージした色のペイントサンプル。(写真のため色は実際のと少し異なる場合があります)

使われているテクスチャーがSTONE PAINT FINEとFRENCH WASHです。

これも、ポーターズペイントの創始者ピーター・ルイス氏が世界を旅行していた間に見つけた色かもしれません。

ポーターズペイントの色と一緒にに旅に出てみてはいかがでしょうか?

ご来店をお待ちしております!

始めに言葉ありき。聖書にある深淵なる教えです。

これまで人並に読書をしたつもりですが、言葉と言葉を発する事の重要性についてはほぼ考えずに来てしまいました。その結果なのか瞬時の会話が下手になってしまい、人を引き付ける会話どころか、しっかり伝える、ごまかす、笑わせるなどとても難しいなと思います。時に自分にがっかりさえします。

いつだったか元ボクシングの世界チャンピオン輪島功一さんに、何事かを成し遂げたいなら勇気こそが大事だと教えられましたが、人を勇気づけるのも、人から勇気付けられるのも、自分自身を鼓舞して勇気を持つのも言葉無くしてはあり得ませんね。

周りの人のためになる良い言葉を上手に発したいものです。

下の詩は最近娘に教えてもらったものです。有名な詩らしいのでご存知かもしれませんが、このような言葉はいかがでしょうか。元気が出ると良いです。

「心に太陽を持て」

心に太陽を持て

あらしがふこうと、

ふぶきがこようと

天には黒くも、

地には争いが絶えなかろうと、

いつも心に太陽を持て。

くちびるに歌をもて

軽くほがらかに。

自分のつとめ、

自分の暮らしに

よしや苦労が絶えなかろうと、

いつも、唇に歌をもて。

苦しんでいる人、

悩んでいる人には、

こう、はげましてやろう。

「勇気を失うな。

 くちびるに歌を持て。

  心に太陽を持て。」

        ドイツ詩人 フライシュレン