2016年1月

本日はドミナントトーン配色のお話を。

ベースカラー75%+アクセントカラー15%+10%。
王道のセオリーでも十分に素敵なカラーコーディネートを実践いただくことが出来ますが、
ありふれた色選びよりも、1つ上のセンスを色で表現してみたいという方に向けた色選び
ドミナントトーン配色をご紹介いたします。

ドミナント=支配するという意味です。

同調(トーン)でいくつもの要素が集まることで纏まりが得られるというカラーコーディネート
を鹿児島の「Backen」さんの施工例からご紹介いたします。

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PORTER'S PAINTSの4色、
タイル、フローリングと壁の木材、家具、
そして商品のパン。

色の要素はちょっと多め。

でも心配ありません。同調(トーン)で集められた色はどれかが主張することがない代わりに、
まとまり感と伝えたい印象が暗に伝わってくるという2つの効果を出すことに成功しています。

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空間をつくるとき、アクセントカラーのペイントで分かり易く印象を与えることもできますが、
このように幾つもの色で伝えたいイメージを優しく演出することもできるのです。

そっと馴染むように、生活に添えるように色を揃える事で、今までよりずっと素敵なカラーコー
ディネートを、PORTER'S PAINTSではご案内することができますので、ご相談をお待ちしております。

カラーコーディネーター 中込

「Backen」
施工はPORTER'S PAINTSの鹿児島代理店Nuff Craft(担当:東)が担当しております。
その他全国に代理店でも、色相談・施工工事を承っております。

こんにちは、PORTER'S PAINTS SHOP Tinterのスズキです。
道を歩いていてふと近所のマンションのベランダを見上げたら、鯉のぼりが泳いでいました、っと思いきや鯉のぼりカラーの洗濯物が青空にはためいていました。色で物を判断してしまう事ってありませんか??色の固定概念ですね。日本人はビニールクロスに囲まれる生活に慣れているため「壁は白いもの」と決め付けがちです。
本来は全くそんな事はなく、何色に彩っても良いのです。お部屋を囲むほとんどの面積を決まった色ではなく好きな色がつけられるとしたら、、、わくわくしますよね。一度、壁が白以外の生活、想像してみてくださいね。
写真は本社のトイレ。トイレの白が映えますね。

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〇スズキ ハナエ〇

皆さんこんにちは。
伝統文化萌えカラーコーディネーター安田です。

「心地よい空間」を考えるとき、
インテリアのデザインなどの表層的な美しさもさることながら、
お部屋の温熱環境をきちんと整えることが大変重要です。

今日は、体・環境に優しく、かつ、デザインの優れた冷暖房システムのお話です。


<エアコンの悩みどころ>
この時期、暖房が手放せないですが、
暖房といえばエアコンが主流の時代です。
ところが、
エアコン暖房をつけていると、どんどん空気が乾燥していって、、
喉が痛くなったり、肌が過乾燥になってかゆくなったりしますよね。
アレルギーやアトピーをもっている人にはなかなか辛いものです。

デザインに目を向ければ、エアコンについては、
どうしても部屋のなかでぽっかりと浮き上がってしまう、という問題もあります。


<アルミ輻射冷暖房システム>
そんななかで、
「温熱環境」も「デザイン」も心地よい空間を、
一気に作り出してくれるのが、アルミ輻射冷暖房システム「ARH&c(アーク)」です。

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まずはこのデザインをご覧ください。
シャープでソリッドなデザインは、
お部屋の壁に同化させることもできれば、反対にアクセントとして際立たせることもできます。
壁にすっぽり収まり、カラーバリエーションも今後増やしていく予定です。

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<輻射とは>
「輻射冷暖房」と聞いて、あまりピンとこないかもしれません。
輻射というのは、
暖房に例えると「日向の暖かさ」「薪ストーブの暖かさ」と同じ理屈です。
冷房に例えると「トンネルの中の涼しさ」と同じ理屈です。
これらは空気に依存せず、
私たちの体を直接温め、そして冷ましてくれるのです。

「空気に依存しない」ということは、
暖房してもお部屋が乾燥しない、ということです。
冷房すると積極的に表面を結露させることで、ムシっとした夏の部屋の湿度を快適なところまで下げてくれる、ということです。
そして、暖房ムラ、冷房ムラがない、ということです。

また、たいていのエアコンの冷媒に「フロン」が使用されているなかで、
このARH&cでは冷媒に「水」が使われていることもポイントです。
温室効果ガスの流出を防ぎ、環境にも優しいということです。

身体的な心地よさとともに、
感性にも訴える心地よさ。
まずはご体感いただくのが一番だと思います。
是非是非ご連絡くださいませ。

では。

こんにちは。
セルフペイント担当の竹藤です。
今日はTinterの鈴木による、「ポーターズペイント勉強会」がありました。
参加者は最近NENGOに入社したばかりの出蔵さん林さんです。

オーストラリアで生まれたポーターズペイントは、
創始者のピーター・ルイスが亡き祖父の日記を見つけたことから始まりました。
そこには伝統的な塗料と、現代の技術を結びつけるメソッドが記載されていました。
ポーターズペイントはオーストラリアでもホームセンターで購入することができず、
専門のペイントショップでのみ購入が可能です。
思い入れのあるペイントは、思い入れのある売り方をする。
1人ひとりのお客様を大切にしているペイントです。

ポーターズペイントは「色」や「表情」に注目されやすいですが、
私たちはピーターの「思い」もとても重要だと思っています。
またその「思い」を伝えていくのも私たちの役割です。
担当がついて1人ひとりのお客様をご案内する販売方法には理由があります。
社内のスタッフにも深く理解してもらい、
スタッフみんなで「100年後の街つくり」に繋げて行きたいです。

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皆さんこんにちは。
伝統文化萌えカラーコーディネーター安田です。

私事ですが、昨年末に、子供が生まれました。
子供が生まれると、
自分よりも「大切で弱い存在」であるわが子のために、
これまで自分を取り囲んでいた環境について、
一歩踏み込んで考えるようになりました。

温熱環境、使われている素材、デザイン、色、などなど、
育児をするの適した住空間とは、どんな空間だろうか??と。

そんなことを考えているときに大学の同級生で設計のSoi大和田くんに教えてもらったのがこの本です。

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「家と体」 鈴木恂
(くうねるところにすむところ 22 子どもたちに伝えたい家の本 )

この本には子供が育つ中で獲得する「心地よさ」に繋がる大きな気付きがありました。

”身体はたくさんの物差しからできている。「触れる」「触る」ことから、家の素材がもつ肌合い、微妙な温度、家や空間の大きさ、存在感を確かめる。”

そんな趣旨の中に、
住宅内での「手のひらの記憶」、「足の裏の記憶」など、
「身体の物差し」に基づいた心地よさ、
子供が成長過程に経験するであろう「無意識の気付き」というものがありました。

壁、床、ときに天井、間仕切り(壁、カーテン等のファブリック)etc・・・
素材の検討をする際、殊子供の身体に触れるものについては、
そんなところに想いを巡らすことを大切にしたいものです。

ポーターズペイントにも多くの素材があります。
壁の素材、表情を選ぶときに、
「子供の活動」を考慮することは意外と大切です。

例えば、
STONE PAINT COARSE
は石英の粗い骨材の入った素材です。
<↓STONE PAINT COARSE>

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光との相性が最もよく、陰翳を楽しむには一番オススメです。
・・・が、子供は無意味にも壁に身体を押し付けることありますよね。
よっぽど激しくこすらなければ大丈夫ですが、
肌に傷ができてしまうのが気になる方には,
同じく陰翳を楽しめる
STONE PAINT FINE
がいいかもしれません。
<↓STONE PAINT FINE>

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※もちろん、空間を構成するなかで、重視する「心地よさ」が異なる場合は、素材の選び方も選ぶ基準も変わってきます。ご了承ください。m(_ _)m

またポーターズペイントは、
刷毛で塗っていくペイントです。
美しく、心地よい空間をつくることと同時に、
「補修(タッチアップ)」や「塗り替え」を通して、
子供と一緒に空間つくりをできるのです。

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子供に「自分の居場所」としての愛着を持ってもらうことにもつながり、
そこから子ども自身が、「自分の心地よい空間」を獲得していく、成長していく
要素にもなりますね。

考えは尽きませんが、では。