子供と過ごす空間について語るときに僕が語ること ~心地よさを巡る旅2~

皆さんこんにちは。
伝統文化萌えカラーコーディネーター安田です。

私事ですが、昨年末に、子供が生まれました。
子供が生まれると、
自分よりも「大切で弱い存在」であるわが子のために、
これまで自分を取り囲んでいた環境について、
一歩踏み込んで考えるようになりました。

温熱環境、使われている素材、デザイン、色、などなど、
育児をするの適した住空間とは、どんな空間だろうか??と。

そんなことを考えているときに大学の同級生で設計のSoi大和田くんに教えてもらったのがこの本です。

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「家と体」 鈴木恂
(くうねるところにすむところ 22 子どもたちに伝えたい家の本 )

この本には子供が育つ中で獲得する「心地よさ」に繋がる大きな気付きがありました。

”身体はたくさんの物差しからできている。「触れる」「触る」ことから、家の素材がもつ肌合い、微妙な温度、家や空間の大きさ、存在感を確かめる。”

そんな趣旨の中に、
住宅内での「手のひらの記憶」、「足の裏の記憶」など、
「身体の物差し」に基づいた心地よさ、
子供が成長過程に経験するであろう「無意識の気付き」というものがありました。

壁、床、ときに天井、間仕切り(壁、カーテン等のファブリック)etc・・・
素材の検討をする際、殊子供の身体に触れるものについては、
そんなところに想いを巡らすことを大切にしたいものです。

ポーターズペイントにも多くの素材があります。
壁の素材、表情を選ぶときに、
「子供の活動」を考慮することは意外と大切です。

例えば、
STONE PAINT COARSE
は石英の粗い骨材の入った素材です。
<↓STONE PAINT COARSE>

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光との相性が最もよく、陰翳を楽しむには一番オススメです。
・・・が、子供は無意味にも壁に身体を押し付けることありますよね。
よっぽど激しくこすらなければ大丈夫ですが、
肌に傷ができてしまうのが気になる方には,
同じく陰翳を楽しめる
STONE PAINT FINE
がいいかもしれません。
<↓STONE PAINT FINE>

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※もちろん、空間を構成するなかで、重視する「心地よさ」が異なる場合は、素材の選び方も選ぶ基準も変わってきます。ご了承ください。m(_ _)m

またポーターズペイントは、
刷毛で塗っていくペイントです。
美しく、心地よい空間をつくることと同時に、
「補修(タッチアップ)」や「塗り替え」を通して、
子供と一緒に空間つくりをできるのです。

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子供に「自分の居場所」としての愛着を持ってもらうことにもつながり、
そこから子ども自身が、「自分の心地よい空間」を獲得していく、成長していく
要素にもなりますね。

考えは尽きませんが、では。