渡辺 あづさ Feed

ブログをご覧のみなさまこんにちは。

PORTER'S PAINTS SHOPの渡辺です。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

先日、秋の風物詩、紅葉するコキアを見に茨城のひたちなかへ行ってきました。

赤紫に紅葉するコキアが丘に咲き誇る姿は圧巻でした。

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コスモスのピンクや白もとてもかわいく、コキアの色とも合っていて、少し激しめの色のコキアもコスモスの淡い色によって優しくなっているような印象を受けました。

丘のふもとには蕎麦の花も咲いていて、一面真っ白な絨毯になっていましたよ。

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このコントラストも素敵です。

こうしてみると本当に花にはいろいろな色がありますよね。

実はカラーカードにもいくつか花の名前があるのでご紹介させてください。

まずは、STARFLOWER

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画像等が載せられないのでご想像にお任せしてしまうのですが。。

よく道端に咲いている野花の一種だそうです。

花びらの外側がこのようなブルーをしていますよ。

私はよく小さいころこの花を摘んで遊んでいたのが思い出されます。

続いてENGLISH ROSE と CHINA ROSE

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ピンクのページはなんとも可愛らしい女性的な色が並んでいます。

中でもバラの色が2色続きで並んでいるこのページ。

バラは詳しくないので上手に説明はできないのですが、かなりの品種があるそうです。

ひとえに「バラの色」でピンク1色で終わらせないあたり、ポーターズペイントの色に対するこだわりを感じます。

このように、様々なモノの色の表現を可能にしているのは、ポーターズペイントの世界最多の16種類の顔料です。

16色の顔料の組み合わせ、配合次第で様々なニュアンスの色を作り出すことができます。

例えば、あるバラの品種が好きでそのバラの色で壁を塗りたい、という方がいるとします。

カラーカードのどのピンクにもその花の色が当てはまらないときは、そのバラそのものを元にして色を作り出すこともできます。

先日も鎌倉でカフェを開かれるお客様がオリジナルで色をご注文いただきました。

とても素敵な名前をつけていただき、これからペイントしていただきます。

一般のペイントではできないことがポーターズペイントが可能にする、そしてお客様の暮らしを豊かにし、想い出となる、そんなお手伝いをすることができるのも楽しみのひとつです。

話が逸れてしまいましたが、このようにポーターズペイントは色にこだわりをもっています。

ぜひご興味のある方は一度ショールームまでお越しくださいね。

それでは今日はこの辺で。

ブログをご覧のみなさまこんにちは!

PORTER'S PAINTS SHOPの渡辺です。

近頃肌寒い日が続くようになりましたね。

ついに秋の訪れを本格的に感じられるようになりました。

みなさま風邪などひかれませんよう、ご自愛くださいね。

さて、そんな温度差が激しい毎日ですが、まだまだ新人の私に温度差など関係がないほど毎日熱くお仕事をしております!

10月に入ってから、ついに調色の業務にデビューしました!

ペイントのご注文が入ると一色一色”レシピ”に基づいて色の元となる顔料と、色のベースとなるテクスチャーを混ぜ、色を作る作業をします。

これが調色作業です。

この調色作業をするスタッフをティンターといいます。

私はそのティンターの卵なのです。

私の師匠はその道6年の大ベテラン。

たくさんの段階を踏むティンター業において驚きのスピードと正確さで色を作っていきますが、私はミスもすることもあれば、こなせる量も少ないです。

しかしこの作業、とっても楽しく、お客様のお部屋や様々な商業施設などを彩るペイントの色を作り送り出すことに大きな喜びとわくわく感を感じられます。

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師匠の鈴木さんが撮ってくれた今日のひとこま。

ペイントまみれのティントルームで、こうして一缶一缶手作業で色を混ぜています。

作った色はすべてチップという手のひらサイズの厚紙に色を取り、乾かし、情報を書いて保存しています。

例えば2年前にペイントしたお客様が再度同じ色をご注文されるときはそのチップを元に同じ色になるように調色をします。

天然素材を使っているので色のブレが生じますが、このチップの管理によって色ブレ関係なく、同じ色をお届けすることができるのです。

この手作業や丁寧なオシゴトがポーターズペイントのこだわりのひとつでもあります。

ティンター業務もまだまだ慣れず、できないことが多いですが徐々にできることを増やしより多くのお客様の元にペイントを届けられるよう一人前になれるよう努めていきます!

工房の様子が気になられる方、ぜひ工房案内やワークショップ等を行っていますので、お気軽にご連絡くださいね。

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さて、少々間が空いてしまいましたが久々のカラーコーディネート検定合格への道!をお届けします!

今日のテーマは【色とはなんだろう】です。

かなり根本的かつ若干難しいお話しにもなるかと思いますがぜひお付き合いください。

まず、私たちが普段何気なく見ている『色』

当たり前のように物体に色付いているようですが、実は私たちは『光』を見ているのです。

太陽や電球などから物体に届いた光を物体は吸収せず反射させます。

この反射した光の色を私たちは見ているのだそうです。

例えばリンゴの赤は、リンゴを照らす光をリンゴが反射し、その反射した光を私たちは赤と認識するのです。

ではどのように赤と認識するのでしょうか。

そのメカニズムは『視神経』と関係しています。

私たちの眼の網膜の奥には、大きく分けて2つの細胞があります。

桿体細胞と錐体細胞です。

桿体細胞は色を見分けることができません。

錐体細胞は色を見分けることができます。

錐体細胞には赤・青・緑の3色を感じることができる物質が含まれています。

この物質が受ける光の刺激の割合によって色を識別する、といった構造ということなんですね。

このように錐体細胞の働きによって、私たちは色を見ることができるのです。

桿体細胞の働きについてはまた次回。

私たち人間はこのような構造で、生理現象として視覚が機能していますが、例えば昆虫には、赤い色を見ることができないものや、紫外線が見えるものがいます。

鳥は錐体を4種類持っており、人間よりも色を識別する能力が高いと考えられています。

逆に、犬や猫は錐体を2種類しか持っていないため、人間と比べると色を識別する能力は低いと言われています。

生き物それぞれに必要な機能なのでしょうしそう考えると眼と光、そして色の関係性というものは奥深いなあと神秘的にも感じられます。

カラーコーディネーターの勉強を通じてこんなことも学べることは私にとってとても刺激的です。

さて今日はこの辺で。

本日もお読みいただきありがとうございました。

みなさまこんにちは!

PORTER'S PAINTS SHOPの渡辺です。

9月も今日で終わり、明日から10月ですね。

時間が過ぎるのが本当に早く感じるこの頃です。

近頃道を歩いていると金木犀の香りがふわっと漂ってきますね。

わたしにとって秋を感じる瞬間のひとつです。

みなさまはどのような時に季節を感じるでしょうか。

さて、そんな夏も終わりをつげ秋へと歩みを進めるこの頃。

入社して2か月を迎え、いよいよ本格的に一人でおしごとを任せていただけるようになってきた私です。

最近の一番の成長といえば、お客さまからご注文をいただくことができたことです。

初めてご注文をいただけたお客さまは、お嬢様のお部屋の模様替えに壁をセルフペイントされたいとのことでした。

お嬢様はお勉強でお忙しいにも関わらず途中からショールームにお越しいただきお母さまと合流。

それからご一緒に壁の色をお選びいただきました。

明るめのグリーンを中心にカラーカードをご覧いただき最終的に

”LIMELIGHT"というお色を選ばれました。

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ライムライトは”脚光”という意味です。

チャップリンの作品にも同名のものがあります。

(切なくも温かい、一度は落ちぶれてしまった道化師とバレリーナが再度脚光を浴びる人生の再生のストーリーです)

黄色みが強いですがそこまで主張が強くない、柔らかみのあるイエローグリーンです。

とてもフレッシュで活力溢れた柔らかな雰囲気のお嬢様にぴったりのお色だと思います。

きっとお勉強で忙しいお嬢様のお部屋を明るく照らし、より愛着のもてる空間にしてくれると思います。

ぜひ楽しんでセルフペイントしていただけたことを願っております。

これからもたくさんのお客様とお話しできる機会が多々あると思うと楽しみの一言です。

前職(アパレル)でも接客はしておりましたが、共通して生かせることもあれば、新しく自分で知識を培っていくべき点ももちろんあります。

まだまだお客様に十分な情報を提供できたり、ニーズをくみ取れきれていないと思いますが、これからたくさんのお客様とお話しをして、それぞれの想いやバックグラウンドなどを考えてお色の提案ができるようになっていきたいです。

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さて、最後に10月のワークショップの空き情報のご案内です。

10月は残すところ29日(土)のみまだ空席がございます。

涼しくなってきておりおでかけもしやすく、ペイントもしやすい季節となっております。

ぜひこの機会にご参加くださいませ。

それでは今日はこの辺で。

いつもお読みいただきありがとうございます。

みなさまこんにちは!

先日27歳になりました、PORTER'S PAINTS SHOPの渡辺です。

秋生まれだからか秋が大好きな私ですが、最近は台風や雨が多くパッとしない毎日が続いていますね。

すっきりとした秋晴れの空を見られる日を楽しみに毎日過ごしています。

さて、本日は先週のワークショップの様子からお伝えしたいと思います。

先週は3名の小さなお子様が参加してくれました。

大人用のエプロンをたくし上げてなんとかつけてもらい、

顔より大きい刷毛を一生懸命動かして目いっぱい背伸びして塗ってくれていました。

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手や顔にたくさんペイントをつけて塗ってくれていました。
ポーターズペイントは水性塗料なので顔や手にたくさんペイントがついてしまっても取れるので安心です。

匂いもなく安全品質なのでお子様にもこうして存分に塗っていただけます。

ぜひポーターズペイントでご家族の思い出作りしてみませんか?

10月のワークショップは後半まだ空きがございます!

ご予約は早く埋まりやすいため、ぜひお早めにお申込みください。

みなさまのお申込み、心よりお待ちしております。

http://porters-paints.com/workshop.html

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さて、先週から始めました、わたくし渡辺のカラーコーディネーター検定合格への道!

本日2回目お送りいたします。

本日は≪色彩の連想≫についてです。

みなさま、ピンク色とチョコレート色を想像してみてください。

どちらの方が”柔らかく”感じるでしょうか。

印象では様々な答えがもしかしたらあると思いますが、これはしっかりと色の見え方として説明がつくものなのです。

答えはピンク。

ピンクは柔らかさを表現します。

実は、明度(明るさ)が高い色は「軽く」、低いものは「重く」感じるのです。

よって、明度の高いピンクの方が軽い=柔らかい

明度の低いチョコレート色は重い=硬い

このように感じられるのです。

例えばベビー用品などはベビーピンクやベビーブルーといったパステル調の明るい色が使われているイメージがあると思います。

これは人が持つ「赤ちゃん」のイメージと、色がもつ柔らかさとを結びつけていると言えるでしょう。

色の軽い、重いの話でおもしろい実験例を見つけたのでご紹介します。

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同じ重さの箱を2種類用意し、片方は真っ黒に、もう一方には明るい青を塗りました。

そしてそして同じ体力の二人の男性に、一定時間内に目的の場所まで幾つ運ぶことができるかを競わせました。

すると明るい青の箱を運んだ男性の方が箱をたくさん運びました。

黒い箱を運んだ男性は、箱を見たときから「重そう」という印象を抱き早々と疲れてしまったそうです。

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このように色が与える印象やイメージというのは心理的にも影響してきます。

周りを見渡せばそういった色の連想を利用した商品パッケージや様々なものが溢れていることに気づけると思います。

お部屋の壁の色一つでもそういった心理的効果も考えてお色選びをすることが可能です。

ぜひ、わたしたちにご相談くださいね。

それでは今日はこの辺で失礼いたします。

本日もお読みいただきありがとうございました!

こんにちは、ポーターズペイントショップの渡辺です。

本日はまずはお知らせから。

9月17日(土)のワークショップに1席空きがございます。

9月は早々とお席が埋まってしまいましたため、ご案内さしあげられなかったお客様もいらしたかと思います。

この機会にぜひ、お申込みくださいませ!

お待ちしております。

お申込みはこちらから!

ワークショップ詳細と、10月のワークショップのご予約についてはこちらからどうぞ!

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さて、最近のわたしはといいますと。。

12月の頭にあるカラーコーディネート検定3級試験の合格に向けて勉強しているところです。

カラーコーディネートというと色の組み合わせや色の効果などの知識が中心となるとおもいきや、色の認識などの生物的観点であったり、色の移り変わりといった歴史的観点などの知識も必要となっており、率直なところ難しいな~と感じています。

しかし勉強しなければ知りえなかった知識を得ることはとても楽しく刺激的です。

ぜひこの場をお借りしてわたしが学んだことを発信させていただきたいと思います。

本日は日本における歴史的観点からの色の知識をお送りします。

みなさま、聖徳太子が定めた≪冠位十二階≫、という制度をご存じでしょうか。

簡単に言うと、奈良時代当時の役人を12の階級に分けた制度です。

そしてこの12の冠位それぞれには色が与えられていました。

位の高い順から徳(紫)、仁(青)、礼(赤)、信(黄)、義(白)、 智(黒)の六階。

それをさらに「大」「小」に分けて、十二階としていました。

ここで注目すべきは、なぜ、上位の色が紫、青、赤、黄なのか、という点です。

現代では合成顔料や染料の普及により色を自由自在に大量に染めることが可能となっていますが、昔は自然のものから採取した天然染料を使って染めていました。

そしてとりわけ天然染料だけで鮮やかかつ濃い色に染め上げることは、大量の天然染料を必要とし手間のかかることであったため、紫、青、赤、黄などの色が位の高い者だけに纏うことが許された色となったわけです。

ちなみに冠位十二階の色の由来は、中国の哲学的思想「五行説」から来ているそうです。

そして当たり前ですが時代の移り変わりによってそういった色の価値観というものは変わってきます。

例えば平安時代になると、こうした身分の差による色分けの縛りは弱まります。

平安時代といえば枕草子や源氏物語にはじまる文学や、貴族文化が華々しい時代でした。

そのため文学や着物などにおける色の表現といったものが広く使われるようになりました。

こうして日本の色彩感覚というものは、他国からの影響であったり、続く時代の中で生まれ、定着していったものであることが言えるでしょう。

日本人は人種の中で一番色彩感覚が豊かな人種と言われています。

目の色などの科学的な観点もあるかと思いますが、こうした文化的、時代的背景も十分影響しているのではないでしょうか。

こうした日本人の色彩感覚を生かし、ポーターズペイントでは、和の色のカラーカードもございます。

(個人的に眺めているだけで癒されます。。)

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もちろん、一色一色に名前がついていますよ。

ぜひこちらも合わせて色選びなどなさってみてはいかがでしょうか。

また、先ほど自然顔料のお話しをいたしましたが、ポーターズペイントもオーストラリアの花や土などから採られた自然顔料を使用して色の調合をしています。

そしてその顔料の種類は世界最多の16色。

そのため、こうした和の色などの微妙なニュアンスや深みと幅のある色を表現することができるのです。

それでは長くなりましたが今日はここまで。

本日もお読みいただきありがとうございました。