2016年9月

みなさまこんにちは!

PORTER'S PAINTS SHOPの渡辺です。

9月も今日で終わり、明日から10月ですね。

時間が過ぎるのが本当に早く感じるこの頃です。

近頃道を歩いていると金木犀の香りがふわっと漂ってきますね。

わたしにとって秋を感じる瞬間のひとつです。

みなさまはどのような時に季節を感じるでしょうか。

さて、そんな夏も終わりをつげ秋へと歩みを進めるこの頃。

入社して2か月を迎え、いよいよ本格的に一人でおしごとを任せていただけるようになってきた私です。

最近の一番の成長といえば、お客さまからご注文をいただくことができたことです。

初めてご注文をいただけたお客さまは、お嬢様のお部屋の模様替えに壁をセルフペイントされたいとのことでした。

お嬢様はお勉強でお忙しいにも関わらず途中からショールームにお越しいただきお母さまと合流。

それからご一緒に壁の色をお選びいただきました。

明るめのグリーンを中心にカラーカードをご覧いただき最終的に

”LIMELIGHT"というお色を選ばれました。

Img_0370


ライムライトは”脚光”という意味です。

チャップリンの作品にも同名のものがあります。

(切なくも温かい、一度は落ちぶれてしまった道化師とバレリーナが再度脚光を浴びる人生の再生のストーリーです)

黄色みが強いですがそこまで主張が強くない、柔らかみのあるイエローグリーンです。

とてもフレッシュで活力溢れた柔らかな雰囲気のお嬢様にぴったりのお色だと思います。

きっとお勉強で忙しいお嬢様のお部屋を明るく照らし、より愛着のもてる空間にしてくれると思います。

ぜひ楽しんでセルフペイントしていただけたことを願っております。

これからもたくさんのお客様とお話しできる機会が多々あると思うと楽しみの一言です。

前職(アパレル)でも接客はしておりましたが、共通して生かせることもあれば、新しく自分で知識を培っていくべき点ももちろんあります。

まだまだお客様に十分な情報を提供できたり、ニーズをくみ取れきれていないと思いますが、これからたくさんのお客様とお話しをして、それぞれの想いやバックグラウンドなどを考えてお色の提案ができるようになっていきたいです。

*******************************************

さて、最後に10月のワークショップの空き情報のご案内です。

10月は残すところ29日(土)のみまだ空席がございます。

涼しくなってきておりおでかけもしやすく、ペイントもしやすい季節となっております。

ぜひこの機会にご参加くださいませ。

それでは今日はこの辺で。

いつもお読みいただきありがとうございます。

みなさまこんにちは!

先日27歳になりました、PORTER'S PAINTS SHOPの渡辺です。

秋生まれだからか秋が大好きな私ですが、最近は台風や雨が多くパッとしない毎日が続いていますね。

すっきりとした秋晴れの空を見られる日を楽しみに毎日過ごしています。

さて、本日は先週のワークショップの様子からお伝えしたいと思います。

先週は3名の小さなお子様が参加してくれました。

大人用のエプロンをたくし上げてなんとかつけてもらい、

顔より大きい刷毛を一生懸命動かして目いっぱい背伸びして塗ってくれていました。

Img_0164

Img_0085

手や顔にたくさんペイントをつけて塗ってくれていました。
ポーターズペイントは水性塗料なので顔や手にたくさんペイントがついてしまっても取れるので安心です。

匂いもなく安全品質なのでお子様にもこうして存分に塗っていただけます。

ぜひポーターズペイントでご家族の思い出作りしてみませんか?

10月のワークショップは後半まだ空きがございます!

ご予約は早く埋まりやすいため、ぜひお早めにお申込みください。

みなさまのお申込み、心よりお待ちしております。

http://porters-paints.com/workshop.html

*********************************

さて、先週から始めました、わたくし渡辺のカラーコーディネーター検定合格への道!

本日2回目お送りいたします。

本日は≪色彩の連想≫についてです。

みなさま、ピンク色とチョコレート色を想像してみてください。

どちらの方が”柔らかく”感じるでしょうか。

印象では様々な答えがもしかしたらあると思いますが、これはしっかりと色の見え方として説明がつくものなのです。

答えはピンク。

ピンクは柔らかさを表現します。

実は、明度(明るさ)が高い色は「軽く」、低いものは「重く」感じるのです。

よって、明度の高いピンクの方が軽い=柔らかい

明度の低いチョコレート色は重い=硬い

このように感じられるのです。

例えばベビー用品などはベビーピンクやベビーブルーといったパステル調の明るい色が使われているイメージがあると思います。

これは人が持つ「赤ちゃん」のイメージと、色がもつ柔らかさとを結びつけていると言えるでしょう。

色の軽い、重いの話でおもしろい実験例を見つけたのでご紹介します。

***********

同じ重さの箱を2種類用意し、片方は真っ黒に、もう一方には明るい青を塗りました。

そしてそして同じ体力の二人の男性に、一定時間内に目的の場所まで幾つ運ぶことができるかを競わせました。

すると明るい青の箱を運んだ男性の方が箱をたくさん運びました。

黒い箱を運んだ男性は、箱を見たときから「重そう」という印象を抱き早々と疲れてしまったそうです。

**********

このように色が与える印象やイメージというのは心理的にも影響してきます。

周りを見渡せばそういった色の連想を利用した商品パッケージや様々なものが溢れていることに気づけると思います。

お部屋の壁の色一つでもそういった心理的効果も考えてお色選びをすることが可能です。

ぜひ、わたしたちにご相談くださいね。

それでは今日はこの辺で失礼いたします。

本日もお読みいただきありがとうございました!

こんにちは、ポーターズペイントショップの渡辺です。

本日はまずはお知らせから。

9月17日(土)のワークショップに1席空きがございます。

9月は早々とお席が埋まってしまいましたため、ご案内さしあげられなかったお客様もいらしたかと思います。

この機会にぜひ、お申込みくださいませ!

お待ちしております。

お申込みはこちらから!

ワークショップ詳細と、10月のワークショップのご予約についてはこちらからどうぞ!

14191452_549363505273238_1468193531

***********************************

さて、最近のわたしはといいますと。。

12月の頭にあるカラーコーディネート検定3級試験の合格に向けて勉強しているところです。

カラーコーディネートというと色の組み合わせや色の効果などの知識が中心となるとおもいきや、色の認識などの生物的観点であったり、色の移り変わりといった歴史的観点などの知識も必要となっており、率直なところ難しいな~と感じています。

しかし勉強しなければ知りえなかった知識を得ることはとても楽しく刺激的です。

ぜひこの場をお借りしてわたしが学んだことを発信させていただきたいと思います。

本日は日本における歴史的観点からの色の知識をお送りします。

みなさま、聖徳太子が定めた≪冠位十二階≫、という制度をご存じでしょうか。

簡単に言うと、奈良時代当時の役人を12の階級に分けた制度です。

そしてこの12の冠位それぞれには色が与えられていました。

位の高い順から徳(紫)、仁(青)、礼(赤)、信(黄)、義(白)、 智(黒)の六階。

それをさらに「大」「小」に分けて、十二階としていました。

ここで注目すべきは、なぜ、上位の色が紫、青、赤、黄なのか、という点です。

現代では合成顔料や染料の普及により色を自由自在に大量に染めることが可能となっていますが、昔は自然のものから採取した天然染料を使って染めていました。

そしてとりわけ天然染料だけで鮮やかかつ濃い色に染め上げることは、大量の天然染料を必要とし手間のかかることであったため、紫、青、赤、黄などの色が位の高い者だけに纏うことが許された色となったわけです。

ちなみに冠位十二階の色の由来は、中国の哲学的思想「五行説」から来ているそうです。

そして当たり前ですが時代の移り変わりによってそういった色の価値観というものは変わってきます。

例えば平安時代になると、こうした身分の差による色分けの縛りは弱まります。

平安時代といえば枕草子や源氏物語にはじまる文学や、貴族文化が華々しい時代でした。

そのため文学や着物などにおける色の表現といったものが広く使われるようになりました。

こうして日本の色彩感覚というものは、他国からの影響であったり、続く時代の中で生まれ、定着していったものであることが言えるでしょう。

日本人は人種の中で一番色彩感覚が豊かな人種と言われています。

目の色などの科学的な観点もあるかと思いますが、こうした文化的、時代的背景も十分影響しているのではないでしょうか。

こうした日本人の色彩感覚を生かし、ポーターズペイントでは、和の色のカラーカードもございます。

(個人的に眺めているだけで癒されます。。)

Img_0060

もちろん、一色一色に名前がついていますよ。

ぜひこちらも合わせて色選びなどなさってみてはいかがでしょうか。

また、先ほど自然顔料のお話しをいたしましたが、ポーターズペイントもオーストラリアの花や土などから採られた自然顔料を使用して色の調合をしています。

そしてその顔料の種類は世界最多の16色。

そのため、こうした和の色などの微妙なニュアンスや深みと幅のある色を表現することができるのです。

それでは長くなりましたが今日はここまで。

本日もお読みいただきありがとうございました。

こんにちは。

今朝、全速力で走っていたら、かばんのチャックが開いていて、道端にパン落としてきてしまった竹藤です。

担当させていただいたお客様の作品展示会が本日より開催されますのでご案内させていただきます。

奥様は.URUKUSTという革のお財布などをハンドメイドで作成されており、旦那様はFLANGE plywoodという家具の設計から製作までを行っています。

 

旦那さんの上田さんがやられているFLANGE plywoodは反りや歪みが少ないといった合板の特性を活かし、今までの合板のイメージを覆す家具を作成されています。

積層することによってできる合板が魅せる独特な表情がシンプルなフォルムの家具に唯一無二の印象を与えます。

 

奥様の土平さんがやられている.URUKUSTのレザープロダクトは機能性と簡潔さ、スタイルを合わせ持ち、無駄なパーツを減らしシンプルな構造で今までにない新しいデザインを作り出しています。

またご自身が作成するだけではなく、ものづくりを通して、つくる楽しさやその大切さを伝える活動も行っています。

私も実際に土平さんのお財布とキーケースを愛用しています。

ポーターズペイントのスタッフたちにお財布を自慢していたところ、実際に手に持ってもらったスタッフみんながボソッと「さわり心地がいい」と。

土平さんのこだわった革の「さわり心地」。

女性が持っても、男性が持っても手に馴染みます。

しかも小銭入れのチャックを閉め忘れて、小銭をばらまけることもない。

パンを道端に落とすようなおっちょこちょいな人には持ってこいです。

14159961_550421488500773_1222068036

現在アトリエは月1回のみ開店しており、今回の展示は直接お2人にお会いして作品を見ることができる大変貴重な機会です。

また小泉硝子製作所さんの手吹きガラスもとても気になるところ。

今回の展示会は表参道のスパイラルマーケットさんで行われるため、ポーターズペイントを塗った壁はご覧になれませんが、ご興味のある方はぜひこの機会に行かれてみてはいかがでしょうか?

「合板×革×硝子 それぞれの工房展」
2016/9/2 fri – 9/15 thu 11:00 – 20:00
spiral market selection vol.347
東京都港区南青山5-6-23(スパイラル2F)
http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2002.html

Dm_1

 

 

ご夫婦がお越しになったのは今年のまだ寒い時期でした。

ポーターズペイントについてご案内させていただいている中で、お2人の作られている作品についてお伺いさせていただきながら色選びを行っていきました。

作品全体のイメージカラーや、作品への思い、コンセプトをお伺いしていく中でお2人の作品に共通点があるというということがわかりました。

それは「シンプル」「実用性」新しいデザインではあるもののどこか「懐かしい(馴染みのある)」雰囲気。

そこであえて青や赤などの色を入れていくのではなく、全体を統一感のある雰囲気で作品のイメージをより強調する印象の色を探していきました。

最終的にお選びいただいた色は「OLDSTONE WALL」。

少し緑味のあるグレーベージュです。

FLANGE plywoodの「魅せる」合板の雰囲気に合わせドミナントカラー配色にしました。

ドミナントカラー配色はシンプルで統一された印象にもなり、またそのお部屋や空間の持つ雰囲気をより強調することができます。

またポーターズペイントを塗った壁を背景に作品撮りをされるとのことでしたので、質感は「STONEPAINT COARSE」という石が粗く入った塗料をおすすめしました。

似たような色味の場合、質感が類似しているものでコーディネートしてしまうと空間がのっぺりした印象になってしまうため素材違いでうまく差を出すことで空間を広く演出することなどができます。

そのため作品撮りの際に.URUKUSTのマットなレザークラフトたちを引き立たせるため、STONEPAINT COARSEでご案内しました。

ポーターズペイントと上田さんご夫婦との共通点は「唯一無二」「ハンドメイド」。

こういったお客様との共通点を探すことも楽しみのうちのひとつです。

またお客様からペイント後のお写真をいただきましたらお知らせさせていただきます。

それでは。

 

Img_0499

※お写真の背景の壁がOLDSTONE WALLです。

みなさまこんにちは。

季節は秋がすき、PORTER'S PATINTS SHOPの渡辺です。

早いものでもう9月に入りましたね。

私事ながら誕生月であり、大好きな秋の足音が聞こえ始める大好きな月です。

気づけば入社して1か月が経ち、できることも徐々に増えてきております。

前職ではアパレルで店長をしていたため、なんでもできなければいけない、という考え方が根付いているからか、今はまだまだできないことだらけの自分にもどかしさや不甲斐なさを感じることもしばしばです。

しかし優しい先輩方に「今できることを丁寧に」という言葉をいつもかけていただけてるおかげで、まずは目の前のことに全力で取り組もう、という心もちになっています。

さて奮闘記ということで、最近の成長といえば、ワークショップを次回から一人で担当させていただくという点と、ティンターという調色作業に本格的に入った点の2点です。

まず先日のワークショップの様子をご紹介しましょう。

14191783_549363498606572_1534690330

3組のお客様をお迎えし満席で開催いたしました。

写真は最後、一面の壁を塗っていただいている様子です。

800回以上塗り重ねられた壁は若干塗りづらくなっておりますが、みなさま真剣なまなざしで塗っていただいてました。

3組のうちの1組のご夫婦は、岐阜に別荘をお持ちとのことでそちらに塗るペイントをご検討いただいておりました。

4月まで3年間岐阜に住んでいたこともあり勝手に親近感をいだきつつお話しさせていただきましたが、とても穏やかなおふたりでワークショップ中も和気あいあいと楽しそうにされていました。

岐阜のおうちの壁もおふたりで楽しく塗られている姿が目に浮かびます。

ぜひお酒を飲みながら、お茶などしながら楽しんで塗ってみてくださいね。

3組のみなさまご参加ありがとうございました。

次回はわたくし渡辺が一人でワークショップを担当させていただきます。

ご参加のみなさまどうぞよろしくお願いいたします!

*****************************************

さて、続いてティンターのおしごとについて。

ティンターとはPORTER'S PAINTSには欠かせない、色を作る専門のスタッフのことを言います。

現在わたしは一人前のティンターになるべく奮闘しております!

先週あたりから一連の流れを一人でやらせていただくようになり、緊張の面持ちです。

20種類以上あるテクスチャーに、16種類の顔料を入れて混ぜる。

単純な作業に思えると思いますが、その色の豊富さや、自然由来の顔料ということで標準とする色と時々合わないこともあればそれを見逃さず微調整したり。

はたまた30kgほどあるテクスチャーのバケツを自力で運び、混ぜるのも機械ではなく人の手で行う、などなどなかなか厳しくもこだわりのある作り方をしています。

今日は色を混ぜている場面をご紹介しましょう。

Img_7498

まず顔料を入れて(しっかり目盛りを合わせてレシピ通りの量を入れます)

Img_7496

混ぜます!(色むらが残らないようにしっかりと)

ちなみにこちらは、WHITE PEPPER(白こしょう)という色です。

優しいベージュですが、黄色寄りの茶色と黒が少量入っています。

単純に白と茶色だけでできているのではないのです。

ここがPORTER'S PAINTSの奥深いところで、微妙かつ絶妙な量で目には見えない色が入ることにより、壁の色と自然や家具が馴染み、居心地の良いお部屋にすることができるのだそうです。

私はまだまだですが、ベテランティンターですとこの少量の顔料が足りない、多いなども完成した色を見るだけでジャッジすることができます。。

驚きですよね。

まだまだティンター駆け出しですが、一つひとつの作業を丁寧に行い、心をこめてみなさまの元へペイントをお届けできるよう努めてまいります。

平日の個別相談、土曜日のワークショップでも工房をご案内しております。

ぜひティンターのお仕事を見学しにいらしてくださいね。

それでは今日はここまで。

今回もお付き合いありがとうございました。