合板×革×硝子 それぞれの工房展

こんにちは。

今朝、全速力で走っていたら、かばんのチャックが開いていて、道端にパン落としてきてしまった竹藤です。

担当させていただいたお客様の作品展示会が本日より開催されますのでご案内させていただきます。

奥様は.URUKUSTという革のお財布などをハンドメイドで作成されており、旦那様はFLANGE plywoodという家具の設計から製作までを行っています。

 

旦那さんの上田さんがやられているFLANGE plywoodは反りや歪みが少ないといった合板の特性を活かし、今までの合板のイメージを覆す家具を作成されています。

積層することによってできる合板が魅せる独特な表情がシンプルなフォルムの家具に唯一無二の印象を与えます。

 

奥様の土平さんがやられている.URUKUSTのレザープロダクトは機能性と簡潔さ、スタイルを合わせ持ち、無駄なパーツを減らしシンプルな構造で今までにない新しいデザインを作り出しています。

またご自身が作成するだけではなく、ものづくりを通して、つくる楽しさやその大切さを伝える活動も行っています。

私も実際に土平さんのお財布とキーケースを愛用しています。

ポーターズペイントのスタッフたちにお財布を自慢していたところ、実際に手に持ってもらったスタッフみんながボソッと「さわり心地がいい」と。

土平さんのこだわった革の「さわり心地」。

女性が持っても、男性が持っても手に馴染みます。

しかも小銭入れのチャックを閉め忘れて、小銭をばらまけることもない。

パンを道端に落とすようなおっちょこちょいな人には持ってこいです。

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現在アトリエは月1回のみ開店しており、今回の展示は直接お2人にお会いして作品を見ることができる大変貴重な機会です。

また小泉硝子製作所さんの手吹きガラスもとても気になるところ。

今回の展示会は表参道のスパイラルマーケットさんで行われるため、ポーターズペイントを塗った壁はご覧になれませんが、ご興味のある方はぜひこの機会に行かれてみてはいかがでしょうか?

「合板×革×硝子 それぞれの工房展」
2016/9/2 fri – 9/15 thu 11:00 – 20:00
spiral market selection vol.347
東京都港区南青山5-6-23(スパイラル2F)
http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2002.html

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ご夫婦がお越しになったのは今年のまだ寒い時期でした。

ポーターズペイントについてご案内させていただいている中で、お2人の作られている作品についてお伺いさせていただきながら色選びを行っていきました。

作品全体のイメージカラーや、作品への思い、コンセプトをお伺いしていく中でお2人の作品に共通点があるというということがわかりました。

それは「シンプル」「実用性」新しいデザインではあるもののどこか「懐かしい(馴染みのある)」雰囲気。

そこであえて青や赤などの色を入れていくのではなく、全体を統一感のある雰囲気で作品のイメージをより強調する印象の色を探していきました。

最終的にお選びいただいた色は「OLDSTONE WALL」。

少し緑味のあるグレーベージュです。

FLANGE plywoodの「魅せる」合板の雰囲気に合わせドミナントカラー配色にしました。

ドミナントカラー配色はシンプルで統一された印象にもなり、またそのお部屋や空間の持つ雰囲気をより強調することができます。

またポーターズペイントを塗った壁を背景に作品撮りをされるとのことでしたので、質感は「STONEPAINT COARSE」という石が粗く入った塗料をおすすめしました。

似たような色味の場合、質感が類似しているものでコーディネートしてしまうと空間がのっぺりした印象になってしまうため素材違いでうまく差を出すことで空間を広く演出することなどができます。

そのため作品撮りの際に.URUKUSTのマットなレザークラフトたちを引き立たせるため、STONEPAINT COARSEでご案内しました。

ポーターズペイントと上田さんご夫婦との共通点は「唯一無二」「ハンドメイド」。

こういったお客様との共通点を探すことも楽しみのうちのひとつです。

またお客様からペイント後のお写真をいただきましたらお知らせさせていただきます。

それでは。

 

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※お写真の背景の壁がOLDSTONE WALLです。