送別会

うれしいことがあるけれど悲しいこともある。出会いがあれば別れがある。当たり前のことが当たり前でなくなり、その時初めてその大きさに気付かされることが本当にあると知りました。

後輩が退社しました。資格を取って自分の夢に向かって進んで行きます。

昨夜は彼女の送別会でした。同じ部署の仲間12人が密を避けながら集まりました。こんなに楽しく悲しい送別会は初めてだった気がします。

仲間がこんなに素晴らしいものだとも改めて気付かされました。日々の忙しさに考える暇もなかったのですが、この12人は同じ道で苦楽を共にして知らないうちにしっかりと団結していました。かけがえのない仲間って本当にあるのですね。私の年でそんなことを思うことを幸せと思います。

利他の精神が流行っています。でも実は元々地球上の生物は全て利他で成立しているそうです。本来地球表面は石や砂で作られていて土はそのままでは地球に存在せず微生物が作りだしたものです。その土によって植物が育ち、その植物は自分の必要以上の栄養を作り土に返す。その栄養を分けてもらって初めて動物が生きていける。そんな利他の流れが地球という限られた空間の法則だそうです。奇跡の法則と思いませんか。

送別会の夜が開けた今、実は人生も奇跡の連続で出来ているのだと感じています。であればこれからも起きるであろう奇跡を信じ、そしてその一つ一つの奇跡を大切にしようと思います。

実はまだお別れの実感はありませんが、皆で笑顔で送り出せましたでしょうか。

ありがとうございました。そして素晴らしい人生を送って下さい。