もう恋の歌はいらない

私としたことが赤面の表題です。

きっとあいみょんや髭ダンだったならもっとグッとくる題を考えるのでしょうね。まだまだ修行です。えっ?失礼だから比べるな?やっぱりそうなりますか。でもたまには良いですね。きっと許されます。多分。

ところでこの題、実は娘がポロっと口にした言葉なのです。

昨年12月初旬に妻が娘孫と映画鬼滅の刃を見に行ったのですが帰るなり「良かったよ。見に行ったら良いのに」「でもあなたは心が曇ってるから良さがわからないかな」などと言われました。でもまあ行かないかなと思っていたのですが、年末に娘に物凄く強く勧められたため「どんななの」と思い行ってみることにしました。映画は衝撃の内容でした。しばらく席を立てませんでした。鑑賞後の余韻で一人酒出来るほどの映画でそんな映画他に記憶がありません。絶句したまま家に帰りワイン片手に映画談義をしたのですが、そこで娘がつぶやいたのが「もう恋の歌は要らないな」だったのです。

「結局、人が感動することは一つだね。鬼滅見て分かったよ。歌であれ本であれ映画であれ全て人が心を動かす主題は一つ。自分なりの表現方法でそれを伝える術をみつけ、それが当たれば億万長者になれるということ。見る側としてもそんなエンターテイメントを期待したいね。もう恋の歌はいらないな」

娘は物事の本質を分かっていないにも関わらず、何でも知っている感だけは一人前です。でもよくよく考えるとこれ間違ってないと思います。娘から教えられるとは思ってもみませんでした。娘をものを伝えるべき存在と考えていたので、そんな偏った自分勝手な思い込みが壊された感じでちょっと良い雰囲気を頂きました。

で、その主題。皆さんはもうお分かりと思いますが、改めて説明するにも私の言葉ではヤボになるので最近私が良く聞く宮本浩次さんの曲の中からハレルヤの歌詞を抜粋します。説得力10倍と思います。宮本さん歌詞使わせて下さい。

行こうぜまだ間に合うさそんなHOT PLACE やっぱ目指すしかねえなこの先にある世界

大人になった俺たちにゃ夢なんて口にするのも野暮だけど今だからこそ目指すべき明日があるんだぜ

信じてみようぜ自分 行くしかないならTODAY 強くもなく弱くもなくまんまゆけ

孤独なHEART抱いて戦う俺にもう一丁輝きあれ

敗れし夢のその先にゃ涙じゃなく笑いと共にあれ

ばからしくも愛しいこの日々を涙じゃなく勇気と共にあれ ハレルヤ