やはりカンタービレです

ピアニスト。洗練されかつ優雅にして選ばれた人を想像します。
 
ただしそう呼ばれるためには私達が知ることのないイバラの道を歩む必要があるに違いありません。
一見すると優雅でありながらその陰での努力は圧倒的。繊細でありながら体力が必要。そしてそのたゆまない努力を土台に何千人もの前で自分の世界観を自由自在に表現する度胸と精神力を持ち合わせている。私にとってサッカー選手や弁護士を抜いて成りたい職業NO1です
 
そんな中私もピアニストの仲間入りを果たしました。の訳はなくただピアノを始めてみました。実はウチには20年物の電子ピアノがあるのです。
 
もともとスキーヤーでテニスプレイヤーの私は楽器は全く初めてでピアノを前にしても何をどうして良いのかさへ分かりません。妻から取っかかりを教わりそこからは毎晩40分程自主練習することを日課にしています。まだ指一本の状況ですが鉄の意志は止まることを知りません。修行はやはり荒業でなければならないのでまだまだ甘いですが、仕事の疲れにピアノの疲れが加わり良く眠れるという思わぬ効能もあります。上手く弾けないので自分にイラっとしますが楽しいので驚きます。音楽のない人生などやはりあり得ないのですね。
 
パッハルベルのカノン、ブラームスのワルツ15番、バッハのG線上のアリアなど世の中にはこんなにも美しい旋律があるのかと思います。いくつもの音が重なり合い奇跡の旋律が紡ぎ出されます。
 
目標はいつの日かこのカノンとワルツ15番をマスターしNHKの空港ピアノに出ることです。ヨーロッパのどこかの街の空港が良いですね。たまたま通りすがった感を出しながら気のきいたコメントも必要です。例えば「今日は5年ぶりにこの街に一人旅です。この街の空気が忘れられずまた来ました。ピアノ?生活の一部です。昔はピアニストを目指そうかと思った時期もありましたが、今は自分のために弾いています」などいかがでしょう。
 
楽しみです。皆様近いうちにテレビでお会いしましょう。
下のURLはカノンです。ピアノではありませんが美しい調べをお楽しみ下さい。
 
https://youtu.be/MOBYK_reo-4