持続可能社会

年末年始のバーゲンセールも終わりですね。1年の重大なイベントとは言いませんが、この時期私はついデパートに顔を出してしまいます。

開き直ってしまえば値引きにつられる買い物は醍醐味です。例えば60%引きに思わずジーンズを買ってしまったり、70%引きで考えてもいなかったコートを買ったりとハプニングとも言えます。

最近ではセール内容もエグくなりました。店の入り口に「UP To80%」と看板があったり「全品半額で今日だけはそこから20%引き、さらに当店の会員になると10%引き」や「全品30%引きで2点お買い上げで3点目無料」などあの手この手で売り尽くしです。もう暗算は無理でスマホの電卓機能がありがたく感じます。

ただ世の中は甘くありません。単なる安売りではモノは売れません。常日頃、良い商品が置いてあり魅力的な店だからこそバーゲンに人が集まるというのは納得の理論です。

日本で年間に供給される服の数は実に38億点。その内10億点が売れ残るそうです。日本の1年間の食品ロスは680万トン。産業廃棄物は年間4億トン。その8割が建設関連です。これらの数字は衣食住がゴミの山を作ることを示しています。人間圏の維持は地球に莫大な負担をかけるようです。

サスティナブル=持続可能な社会は一人一人の意識からと言われますが、数字を見る限り効率と利潤の最大化を追求する経済システムに問題があるようです。すでに人類は巨大化しすぎ滅亡に向かっているとも言われます。南極が20度などのニュースを聞き、もうタイムリミットが目の前と誰しもが考えていますが、動き出した車輪があまりにも重すぎてこれを止める方法は誰にも分りません。人類の進化の方向が環境を破壊させるものとするなら、もしかするとこの流れは誰にも止められないのかも知れません。今私たちが太古の昔に恐竜が絶滅したことを学ぶように、遥かな未来に新しい生命が人類滅亡を研究する時がくるのもSF的な面白さではあります。

結論めいたものは無いのですが、持続可能社会を実現するために私達の生活の質を落とすことは困難で、さらにはそれが出来たとしてもそれだけでは既に遅い気がします。ただ唯一人類の進化の方向の一つに科学技術の発展があるなら環境破壊をも改善させる圧倒的な科学技術の開発のみが社会を持続可能にする道である気がしてなりません。