皆さん
こんにちは
中山です。
1980年代~1990年代初期の本来のバブルを私は体験していませんが、
すごく忙しかったのではないかなとおかげ様で今絶賛体験中です。
オリンピックでの需要を筆頭に建築業界はバブルを迎えています。
店舗・ホテル・マンションの改修など物件形態は様々です。
特にホテルに関しては、オリンピック需要にまだまだ届いていないらしく
今後も増やし続けるでしょうね。
ただオリンピック後にも愛される物件を作らなければ、せっかく建ててもまさにバブルの再来のように
廃業をよぎなくされるでしょう。
日頃から「愛され続ける建物作り」を考える中で、「続く」という時間経過型の愛着の持ち方・昇華の仕方に目線を向けるようにしています。
というのもいつまで・どこまでという際限は、建てた時に決まっていることよりも決まっていないことのほうが多く。建てる際にそれを見越した提案は困難を極めるからです。
であれば、そこに建っている以上愛され続けるようにしたいと思うのが正常かと思います。
先日ある出版記念会に参加させていただき、著者からこんな言葉を頂きました。
「正解ではなく最適解へ導く」
正解が分からないこと。はたまた正解など存在しないものに関しては、
その時の状況を読み込み最適であると思う考えを導き出さなければならないという
ある意味普通で当たり前の言葉が私にはしっくり来ました。
最適解という言葉は、街の未来を作っていく建設業界に特にFIXする言葉ではないかなと思いました。
だからこそ難しいのだと。
だからこそ楽しいのだと。
数学のようにパキっとした答えがでない建築の仕事を
学生時代まで癌細胞をいじくりまくってた私がしているなんて10年前の自分は想像も付かないでしょう。。。
正解のない仕事っていうのは、もはや一生懸命精進することしか出来ず、
またやりがいしかないのだと感じました。
なんて、最近忙しすぎて感傷に浸ってみたりもする中山でした。
ちなみに癌細胞の研究というのはこんなのを毎日育てて、毎日いじめています。
それでは。