車内にて

新幹線車内です。東北から東京に帰っています。様々なことのあった面白い一日でした。今缶チューハイを買うべきか、やめて家まで我慢すべきか考えています。

司馬遼太郎は言っています。「神様は人間に二つの体質をつくったようですね。それは、お酒が飲める人と飲めない人です」

吉村昭は小説で老いた主人公にラストシーンでこう言わせています。「お酒って良いものだな」

お酒は生き方に深く関わっているため、文章に「酒」が出てくると読み手は想像力が増し行間に何事かを感じます。ただ、今回は二人とも正しいようで間違っていますね。

まず司馬さん。神様はお酒に飲まれる人もつくっています。次に吉村さん。お酒は飲みすぎると良くないものですね。そんな感じです。決して体験から言っている訳ではありませんが。

「次は八戸」と車内放送がありました。八戸は有名な町ですが、実は近くに七戸も二戸もあります。一から十まであるのでしょうか。数字がしっかりと地名と言う文化になっています。青森の風土とその地の先人達の懐の深さを感じます。それに対して例えば西東京市。なじみのない私には地名と言うより方向と感じます。田無市とか保谷市の方が地域を感じるのですがいかがでしょうか。

今また車内放送がありました。盛岡に着きます。その次は仙台だそうです。ホームから次の駅が見える大井町線とはかなり違いますね。盛岡駅から仙台駅まで停まらずに時速300kmは涙が出るくらいありがたいのですが、東京一極集中の賜物と思うと話は複雑です。

以上はやぶさ36号7号車11番A席にて記しました。