誰もがこの写真をみて『同じ色に塗らないの?』と質問されるそうです。
新しく鴨居に使われた木材は年齢を重ねることで、既存の木材たちのような落ち着いた
あめ色に近づいていきます。
中心にある柱は表面をリフレッシュしてもらい、新しい鴨居たちにあわせて少し若作りして
おります。色は違えど、住まいを支えてくれるに役割に変わりはありません。
出来たての見た目をそろえるための塗装を施さない理由、それは美しい木材の経年変化を
楽しんでいただきたいからです。
今回、木材の美しさを堪能できるこちらのアトリエ兼ギャラリーでポーターズペイントも
お手伝いさせて頂きました。ギャラリーに展示されるのは世界で活躍されている帽子作家
さまの作品で、併設のアトリエで生地の染色から成型の作業も行われます。
南面の大きな開口から降り注ぐ光、レコードから奏でられるBGMが流れるここでの暮らし
をイメージしながら2つの色を提案させて頂きました。
STONE PAINTS FINEの"CAMEL BACK"をベースに収納スペースはEGGSHELL"BRASIL
NUT”は木材の経年変化の中に添う色をご提案させて頂きました。お客様の暮らしの引き立て
役ですので引越しが整うまでは完成ではありませんが仕上がりはこんな感じです。
五感で感じる見学会を来月に予定しております。
色で楽しみ、木材に触れ、レコードを耳で聞き、美味しいお茶で香りと味を
楽しんでいただけるひと時になるはずです。ぜひNENGOのイベントページも
チェックください。
ポーターズペイント 中込