今日は木材への塗装についてのご紹介します。
よくご質問で木材へのペイントはできますか?と質問をいただくことがございます。
ご返答としては木はタンニンなどのアクが出る場合もありますので、
下地の処理や、塗装の種類をお選びいただければ、ペイントは可能です。
なお、木材用の塗料は2種類ございます。
①木材の質感を残さない…塗膜をつくるタイプの塗料で塗装
②木材の質感を残したい…浸透するタイプの塗料で着色
昔から人気があるのは、壁とドアを同じようペイントして、ドアを目立ちにくく、
空間をすっきりさせる方法です。こちらは塗装だからこそできるご提案です。
こちらは①のタイプです。
造作での設置や、塗装できるドアも売っているので、ぜひご興味がある方はご検討下さい。
そして②の塗膜を作らず、木に浸透するタイプはこちらの写真の床になります。
桜の木材に、WOOD WASHという塗料をペイントしています。
水性塗料なので、塗ったらすぐにふき取っていく仕上げ方です。
色はポーターズペイントの顔料で調色ができるので、色は多数からお選びいただけ、
また着色の見え方が柔らかく、マットな仕上がりが特徴です。
ただし、こちらはアクの豊富な木材には使用できません。
また無塗装の木材のみに塗装可能となっております。
こちらの施工事例は、天井と壁、床もペイントしています。
日本では質の高い木材を使うケースが多いので、木材に着色しない場合が多いですが、
素材によっては、着色による木材の活かし方もあります。
ただしWOOD WASHは外部用ではないため、
オイルステイン系のような防腐、防カビ剤などの添加剤が含まれてはなく、
高い機能性はありません。あくまで内装の装飾としてのカラーをしたい方にお勧めです。
ぜひご興味がある方は、直接お問合せいただけると幸いです。