私は神様を証人に誓う。もう二度と飢えに泣きません。
家族にも飢えさせません。
そのためには、騙し、盗み、人をも殺すでしょう。
私は神様に誓う。もう二度と飢えに泣きません。
映画風と共に去りぬから、ビビアン・リー演じる主役のスカーレットの言葉です。アメリカの南北戦争で裕福だった毎日が一転、食べることすら事欠く困窮を極める境遇となり、しかも皆が混乱する中大勢の家族を背負って立たなければならない自分自身を鼓舞する言葉です。戦火に包まれたニューオリンズからやっとの思いで故郷タラに着いたもののそこも焼け野原になっている様を見て、弱気になるどころか誰かに頼るのではなく自分の足で立ち上がると言い放つ心の叫びです。
映画には不朽の名作と言われるものがあります。朽ちることのない名作。風と友の去りぬは名作の代表ですね。
と言う訳で風と共に去りぬ4時間全て見ました。戦前の映画です。全体的にはストーリーに風化のようなものを感じましたが、ただビビアン・リーのこのセリフは無視出来る分けありませんね。
思えば私もいつの日かデカいことをやると思いながら、そのいつの日が来ないままここまで来てしまいました。実はデカいことが何かもよく分かっていないかもしれません。
ビビアン・リーように全ての困難を背負ってでも立ち上がろう。梅雨空にそう誓う私なのでした。