カラープランニングするときに考えておくべき『光』のはなし。

皆さんこんにちは。
伝統文化萌えカラーコーディネーター安田です。

みなさんは、部屋のお色を考える際に、
『日光の入り方』をきちんとお考えでしょうか?

現在、自宅の壁にポーターズペイントを塗装しようと計画中です。
ポーターズペイントは、
「陰翳」を楽しむ質感もあり、光との相性が非常によいペイントです。
ただ、どこに使っても陰翳が楽しめるわけではありませんし、
場所によって、色が映えるかどうかも事前にある程度シュミレーションしたいものですね。

そこで現在取り組んでいるのが、
「光の移ろいを観察する」ことです。
例えば我が家はLDKのある部屋は西と南に開口があるものの、
マンション敷地の北側に位置しているため、
光が入ってくるまでに時間がかかります。

<午前中。まだ光が入らずほの暗い>

Photo



<午後1時頃。徐々に太陽が南に周り、光が入り始める>

1



<午後2〜3時頃。最も明るい時間帯。>

2



<午後5時頃。太陽が西に沈みはじめ、部屋も薄暗くなっていく>

5



こうして光の移ろいを見ていると、
例えば光を吸収するグレーから黒の系統では、
午前中や夕方には、すこし暗くなりすぎる可能性がありますね。
ここが寝室なら、そういった配色も検討していいかもしれませんし、
トーンを落ち着かせることで、
部屋にいる間の暗がり感を楽しむにはいいかもしれません。

ともあれ、
光の移ろいを配色時に考えるか考えないかで、
選ぶべき色も大きく変化しますし、
それが過ごしたい空間のコンセプトに沿うかも変化します。

色は光の波長によって見え方が変化します。
つまり「色=光」です。
これが一番といって良いほど重要な要素となりますので、
是非ご参考にしてみてください。

では。