「建築やるんやったら先に『精神』を学んでな。」

皆さん今日は。

伝統文化大好きカラーコーディネーターの安田です。

タイトルは京都の社員旅行で、とても印象に残った言葉です。

修学院離宮を見学した際に、宮内庁の案内役の方が仰っていました。

「建築やるんやったら先に『精神』を学んでな。

上辺だけでは本物は分からんよ。」と。

Rimg1188<修学院離宮 寿月館 緑とのコントラストが美しい>

建築を見るとき、プロダクトを見るとき、

とかく「見た目」ばかりに目を向けがちですが、

「どうしてその見た目なのか」

という一歩奥の「精神」に足を踏み入れていくと、全然違う風景がそこにあるものです。

そしてその精神とは、

気候、風土、歴史、文化が育んだ結晶と言えるでしょう。

Rimg1196<寿月館 カラーハンティング (ピント合わず…)>

今の部屋の壁の色は何色でしょうか?

それはなぜその色なのでしょうか?

部屋の用途、照明、開口、家具、床の色、あらゆる要素が絡み合って、

その場所に適した色というものが必ずあります。

その土地だからこそ、その人だからこそ、ということです。

私たちは、

「何となく」とか「かっこいいから」といった上辺だけではなく、

『精神』からコンサルティングして、色のご提案をさせていただいております。

Rimg1254<窮邃亭の「陰」 光を通さない蔀戸により劇的に「光」を切り取る。>

さて、今年中に念願の「茶道」をスタートさせられるか…。

日本の建築を考える、つくる上で、避けて通れない「道」と思っています。

では。

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