これはポーターズペイントのペインターが使用している現場用のドライヤー。
何年も使用することによりいろいろな色が付着しもともとがプラスティックとは
思えないものになっています。
私がこういうものが好きなのは、これが意図してできたものではなく、
長年使われたことで自然とそうなったというところです。
壁、風景、洋服、家、クルマ、あらゆるものに対して共通にそれを感じます。
何回も塗り重ねられた壁は、ぱっと見ただけでは分からないのですが、
触ったりするとそれが分かります。
いろんな歴史が積み重ねられていると想像するのもまた面白いのです。
浅賀 剛