明けましておめでとうございます。
伝統文化萌えカラーコーディネーター安田です。
NENGOは本日より仕事はじめです。
2016年という真白なキャンバスを目の前に、今年はどんな色に塗っていこうかと、
今からワクワクしております。
ところで、2016年は「赤」の年、って、ご存知ですか?
「申年には赤い下着をつけると健康に過ごせる」という言い伝えがあるそうです。
通称『申赤』と呼ばれています。
さて、赤といえば、
鳥居などで用いられる「朱色」も、広義の赤です。
赤には邪気を祓う力があるとされ、例えば「こけし」が赤いのも、
子供に邪気が近づかないように、という願いが込められていたということです。
そのほかにも、2016年は、
■大河の「真田丸」。
真田信繁(幸村)の「赤備え」で有名な赤い甲冑がキーカラーです。
■有田焼400年も見過ごせません。
「赤絵」という、ベンガラで絵付けをした(他の色を塗っていても赤絵というらしい)磁器が特徴です。
■伊藤若冲生誕300年というのもあります。
若冲は「動植綵絵(どうしょくさいえ)」のなかの「郡鶏図」や「牡丹小禽図」など、赤を視点誘導に非常に特徴的に使用している絵師です。
ちょっとこじつけもありますが、
そんな訳で本年は「赤」がキーカラーとなりそうです。
ポーターズペイントのカラーカードには
赤だけで約20色あります。
室内空間ではなかなか使いにくい色かも知れませんが、
それも使い方次第です。
補色である、緑と組み合わせることで、ぐっと印象が変わってきます。
例えば庭に面した窓廻りの壁。
庭の「緑」をより瑞々しく切り取るために赤は有効です。
<RUSSET>
畳の鮮やかな緑と合わせても、美しく映えますね。
<水がき>
本年は、「赤」をお部屋に取り入れ、
邪気を祓い、健康に、よい一年が過ごせますように。
では、今年も一年よろしくお願い致します。