こんにちは。森です。
暑さが日に日に増してきている今日この頃。
先日、われわれNENGOは社員一同で京都へ研修旅行に行って参りました。
(一緒にお仕事させていただいている皆さまには
ご連絡がつきづらくなってしまいご迷惑お掛けしました。)
2泊3日で京都の各所を巡ったのですが、
個人的には日本の四季の変化を存分に楽しめるようつくられた
『桂離宮』が最も印象深かったです。
たとえば茶室。
春夏秋冬それぞれをテーマとした4種類の茶室があり、
夏の茶室からは田んぼの風景を眺めることができます。
初夏の稲が青々とした様子から、秋の収穫前の黄金色に輝く姿まで
四季の変化を一枚の絵を見るように愛でるという工夫がなされていました。
また、こちらの窓も四季の窓と呼ばれているらしく
6つの窓が春夏秋冬いづれかの季節を表しているとのこと。
私の単なる想像ですが、春には春の 夏には夏の風の通り道があり、
季節ごとの流れに合わせて6つ窓が並んでいるのではと
妄想を膨らませつつ眺めていました。
(本当にそうであれば、風の入る場所だけでなく抜ける場所も6つ つくる必要がありそうですが…)
とにもかくにも、思わずうっとりしてしまう景色ばかりだった桂離宮。
そんな非日常を味わいつつも思うのは、
日本に住む身であれば誰でもこの四季を享受できる環境にあるはず、ということ。
それならば、桂離宮での四季の活かし方を
普段の生活にも十分当てはめることが出来るのではと思います。
われわれNENGOでもそんな自然の豊かさ、四季の変化を享受できる
空間をご提供し、心地よさを感じていただけたらと考えているので
ここ桂離宮での学びも活かして参りたいと思います。
最後に…
杮葺きの屋根にできた苔の緑がもの凄く綺麗だったのでご紹介。
盆栽を始めようかと本気で思った26歳の初夏でした。。。